消泡剤は、大きくシリコーン系と有機系という2種類に分けられます。また、一口にシリコーン系と言っても特徴が異なる様々なタイプが存在しますが、界面活性剤型もその中のひとつです。界面活性剤型は、文字通り界面活性剤が配合されたタイプの消泡剤です。界面活性剤と聞くと泡立つというイメージを持つ方が多いかと思いますが、界面活性剤にも様々な種類があります。

洗剤などに使われているのは水との親和性が高いもので、水と混ざることで泡立つという特性がありますが、このタイプに使われる界面活性剤は油性物質を主成分としており、水との親和性が低いのが特徴です。水に混ぜた際に、ある一定温度以上で白濁して分散するため自己乳化型と呼ばれることもありますが、他のタイプのシリコーン系消泡剤と比べて抑泡性に優れるという特徴もあります。また、界面活性剤型は有効成分が90~100%と非常に高いため、少量の添加でも十分な消泡効果を得ることが可能です。加えて、保存性にも優れており、長期間保管しても消泡性能の低下が起こりにくいというメリットもあります。

しかし、界面活性剤型シリコーン系消泡剤は価格が高いことに加えて、使い方を誤ると逆に泡の発生を促してしまうというデメリットがあります。このタイプの消泡剤を水に混ぜた際に白濁分散する温度は曇点と呼ばれているのですが、泡が発生している箇所の温度がこの曇点以下の場合、発泡を助長してしまうケースがあるので注意が必要です。

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