何気なく買った飲料や食品の成分表示欄に「シリコーン」と書かれていて、どきっとしたという経験はないでしょうか。シリコンといえば、ICチップの材料である薄い板であるという印象を持っている人は少なくありません。食品成分表示の「シリコーン」は、体内に摂取していいものか不安に感じるという話も耳にします。現在、シリコーンは消泡剤として様々な食品に用いられています。

シリコンと語感が似ていますが、シリコンはケイ素という金属のことです。シリコーンはケイ素を含みますが、こちらは金属物質ではなく、人工的に製造された化合物です。ケイ素は、他の化学物質と比べても毒素がとても低い成分です。いろいろな安全性評価によって、微量の摂取であれば体に問題はないとされています。

耐熱性も高く、200℃まで加熱しても、マイナス40℃まで冷やしても、物質としての性質は変わりありません。そのため、食品を製造する過程で使用しても、性質は変わらないという特性を持っています。そんなシリコーンは、食品の泡立ちを抑制する作用があります。製造過程で何かを混ぜ込んだり、食材を加熱するときにぶくぶく泡ができないように、消泡剤としてシリコーンは使われています。

ジャムを煮詰めるとき、アイスクリームの材料をかくはんするとき、ゼリーやプリン、あんこ、ジュースやマーガリンを作るときなど、多種多様な食品の製造過程で消泡剤として使われていますが、人体への悪影響は心配ないため、できあがった食品は安心して食べることができます。

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