消泡剤が気泡を消す作用には、液体に対する破泡性と抑泡性の2種類があります。破泡性は存在している泡を破壊する作用で、抑泡性は泡をできにくくする効果です。発泡液に使うなら、これらの2つを持ち合わすハイブリッドな物が理想と言えます。消泡剤が持っている水に対する拡張性と溶解性という特徴は、それぞれの作用に対して影響します。

破泡性には表面張力が小さくて拡張性が大きいという条件が必要です。気泡についたときに小さな表面張力なら均衡を崩すことができて、拡張性が高いことで、その破壊力が強いということです。抑泡性には溶解性が小さくて、表面張力も小さいという条件が必要と考えられています。溶け込んだあとでもしっかりと作用して、気泡ができる工程をしっかりと押さえ込む働きが期待できます。

これらの両方の作用が期待できるハイブリッドな消泡剤が理想的と言えます。液体の中の気泡は破壊してもあとから発生することもあり、なかなか期待する効果が得られないことがあります。発生する泡を押さえることで、破壊したあとに安定した状態を維持することができます。どちらか一方では必ず気泡が残ることとなり、意味がありません。

それが既存の泡を消して、増やさないためにハイブリッドが必要な理由です。このような条件の消泡剤として考えられるのがシリコーン製です。表面張力が非常に小さく、水に対する拡張性や溶解性が両方とも小さいという特性があります。乳化などにより水に対する拡張性や溶解性を補うことも可能です。

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